河内晩柑（かわちばんかん）5号ロングポット 2年生苗｜柑橘｜果樹04-PA | 果樹,柑橘 | 赤塚植物園オンライン　花の音

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[河内晩柑]
春から夏にかけて収穫できる黄色くて大きな柑橘で、美生柑（みしょうかん）、天草晩柑とも呼ばれます。
見た目はグレープフルーツに似ていますが苦みは少なく、さっぱりとした甘みが楽しめます。
収穫時期によって味わいが変わり、5月～6月初め頃に収穫した実が最も甘く、夏に向かうにつれて甘みが薄れて爽やかな味わいになっていきます。
ただ、花が咲いているときに実をつけていると樹に負担がかかるため、5月の開花前に収穫して追熟させるのが一般的です。
寒さには弱く、年平均気温16℃以上の場所が適しています。寒い地域では鉢植えで育てて、冬は屋内で管理しましょう。

タイプ：半耐寒性常緑低木
収穫期：翌３～4月より
果重：350g前後
糖度：12度
1本でも実はなりますが、自家結実しにくい性質がありますので、甘夏やハッサクなどの花粉で人工授粉を行うと結実が良くなります。

[育て方]
・栽培環境
　日光を好むのでできるだけ日当たりがよい場所で管理しますが、西日はなるべく避け、北風の当たらない場所を選びましょう。

・水やり
　鉢植えの場合は土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるまでたっぷりと与えます。地植えの場合はほとんど不要ですが、雨が長く降らない時などは土の状態を見て水やりします。
　実がついている間は、水ギレを起こすと落果する可能性がありますので、特に真夏などの乾燥してしまう危険がある時期は注意が必要です。

・肥料
　3月、6月、9月に有機質肥料か緩効性化成肥料を施します。

・剪定
　2～3月ごろに行います。基本的には、強い剪定は控え、できるだけ、込み合った場所の枝を間引き、株の内側にまで光が入るようにする程度に留めます。

・摘果
　早生品種(お届け品種)は豊産性が強いため、着果過多になりやすいので適度に摘果を行いましょう。7～９月の間に2回に分けて摘果を行います。
　1回目は、期間中初期に、傷みのある実や小さい実、下の方にある実を中心に、葉の枚数20枚当たりに1個程度の実が残るように摘果します。
　2回目は、期間中後期に、緑色が薄い実、扁平すぎる実などを中心に摘果し、葉の枚数で30枚に1個程度の実が残るように摘果します。

・植え替え
　鉢植えの場合は根が回ってきたら植え替えをします。1～2年に1回が目安で、3～4月頃が適期です。

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